Ukiyo-e Educational Catalog · Record 129192

Yamanokourakuzubyoubu

山野行楽図屏風

Artist / 作者
Yosa Buson与謝蕪村
Date / 年代
1603-1868
Medium / 技法
浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
Digital record / 画像記録
3000 × 1392 px
Source collection / 所蔵元
ColBase
Published by / 公開者
森川ミドリ
Rights / 権利
ColBase Terms of Use
Attribution / 表記
Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan

Catalog note / 解説

文化財指定: 重要文化財 材質: 紙本淡彩 寸法: 各155.1×388.0 員数: 6曲1双 所蔵: 東京国立博物館 三人の旅人は、月の浮かぶ夜明け前の山野を馬に任せるまま進み、四人の老いた高士は、童僕の手を借りながら、清流を越え、急な山道を登る遅々として進まぬ旅をゆくさまが描かれています。中国風の主題を俳趣あふれる描写に置き換えた、蕪村の代表作の一つです。 広々とした野山を行く人びとが描かれた、2枚でセットの屏風です。右の屏風では、まだ月の浮かぶ夜明け前の道のりを、3人の旅人が馬とともに進みます。左の屏風では、4人の老人が、子どもに助けられながら川を渡り、急な山道を登っています。景色や人物は、墨に加えて透明感のある淡い色合いであらわされ、風そよぐ清々しい空気がこちらまで伝わってくるようです。 この作品を描いたのは、18世紀後半に活躍した俳人であり画家の与謝蕪村(よさぶそん)。これは蕪村が50代後半頃の作品です。彼はまず俳諧師(はいかいし)としてスタートし、俳句をともなうシンプルな絵画、俳画(はいが)に個性を発揮しました。活躍の場が絵画の世界になっても蕪村は俳諧の心を失わず、その独特な軽妙さがそのまま彼の絵画の魅力となっています。中国ふうのテーマではありますが、おかたい偉い人という雰囲気ではなく、人物の表情などはユーモラスです。俳人ならではの感性や繊細な詩情が感じられ、細部をしげしげと見るというよりも、絵の前に立ち、ただただこのおおらかな空気感を浴びて楽しむような作品です。

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