Ukiyo-e Educational Catalog · Record 134078
Oukazu
桜花図
- Artist / 作者
- Hirose Hana In広瀬花隠
- Date / 年代
- 1603-1868
- Medium / 技法
- 浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
- Digital record / 画像記録
- 1020 × 3000 px
- Source collection / 所蔵元
- ColBase
- Published by / 公開者
- 朝倉レン
- Rights / 権利
- ColBase Terms of Use
- Attribution / 表記
- Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan
Catalog note / 解説
材質: 絹本着色 寸法: 各103.9×35.1 員数: 2幅 所蔵: 東京国立博物館 桜の品種は江戸時代に入って京都や江戸で急速に増え、幕末期には二百数十種に及んだといいます。落款の傍らに書された「玉桜」「小翠桜」は、品種名のようです。筆者の広瀬花隠は京都の人で、桜花の絵の名手として知られる三熊花顚@みくまかてん@門下。もっぱら桜花を描きました。 左右でセットになった掛軸(かけじく)に、内側に向かって伸びる桜が左右1本ずつ描かれています。正面、うしろ、横向きなど様々な方向を向いた花や蕾は立体的で、よく描き分けられています。花びらをよく見ると、輪郭線は使わずに、色の濃淡で一枚ずつ丁寧に表現されています。 作者の広瀬花隠(ひろせかいん)は京都の画家で、桜を描く名手(めいしゅ)として知られる三熊花顚(みくまかてん)に教えを受けました。他の弟子らも含め彼らは桜だけを描き、彼らの絵は「桜画(さくらが)」と呼ばれました。 桜の花びらに注目してください。右の掛軸の花びらは白い絵具のみで描かれているのに比べ、左の掛軸の花びらは少しピンク色です。これは左右の掛軸で異なる品種の桜が描かれているためです。このように、さまざまな種類の桜を描きつつも、決して他の植物や風景などは組み合わせず、桜を単体で描く手法は「桜画」の特徴でもあります。 桜の品種は江戸時代・17世紀に急速に増え、花隠が活躍していた18世紀末から19世紀の初めには250~60種に及んだと言われています。そのような時代に桜を描くことに専念した彼らは、誰よりも桜に魅せられた画家たちなのかもしれません。
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