Ukiyo-e Educational Catalog · Record 55177

Artwork 55177

娘日時計・辰ノ刻

Artist / 作者
Kitagawa Utamaro喜多川歌麿
Date / 年代
1603-1868
Medium / 技法
浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
Digital record / 画像記録
2011 × 3000 px
Source collection / 所蔵元
ColBase
Published by / 公開者
紫藤メイ
Rights / 権利
ColBase Terms of Use
Attribution / 表記
Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan

Catalog note / 解説

文化財指定: 重要文化財 材質: 大判 錦絵 寸法: 37.8×25.7cm 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 「辰の刻」は午前8時をさしますが、江戸時代には季節によって時間の長さが変わり、日の出の早い夏には、今よりも少し早い時刻でした。顔を洗う手拭を肩に掛けた娘は朝顔の小鉢を手に持ち、傍らに立つ娘は起きたばかりか、着崩れた姿で眠そうに房楊子で歯を磨いています。 「娘日時計」は、浮世絵版画のシリーズです。「辰の刻(たつのこく)」(午前8時頃)から「申の刻(さるのこく)」(午後4時頃)のあいだの若い女性の生活の場面を描いたものです。辰・巳・午・未・申(たつ・み・うま・ひつじ・さる)と、日中の2時間ごとの場面を描いた5枚が知られています。 この作品では、2人の若い娘が描かれています。立ち姿の一人は口に房楊枝(ふさようじ・今でいう歯ブラシ)をくわえています。縞もようの浴衣は着崩れて、胸元があらわになっており、いかにも寝起きといった雰囲気です。となりに座る女性が手に持つ朝顔の鉢に目をやっているのでしょうか。青い朝顔の鉢を持つ女性は、洗面のためか肩に手ぬぐいをかけており、こちらはもう少ししゃっきり目覚めているようですね。 顔から首にかけては輪郭線を使わずに描かれており、女性の肌の柔らかさが表現されています。 温かみを帯びた黄色い背景に、青や緑がかった寒色系の着物が映えています。しかしその中にも、ちらりと見える赤い帯や、黄色い花もようが、背景との調和をもたらしています。

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