Ukiyo-e Educational Catalog · Record 55230
Artwork 55230
江戸三美人・富本豊雛、難波屋おきた、高しまおひさ
- Artist / 作者
- Kitagawa Utamaro喜多川歌麿
- Date / 年代
- 1603-1868
- Medium / 技法
- 浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
- Digital record / 画像記録
- 1375 × 3000 px
- Source collection / 所蔵元
- ColBase
- Published by / 公開者
- 青木ソラ
- Rights / 権利
- ColBase Terms of Use
- Attribution / 表記
- Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan
Catalog note / 解説
材質: 細判 錦絵 寸法: 31.7×14.5 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 江戸で有名だった3人の美人を描いた作品。この3人には、それぞれを示すモチーフが決まっていた。富本豊雛は桜草の紋、難波屋おきたは桐紋、そして高しまおひさは三つ柏紋である。豊雛は着物に桜草の模様が、他の2人は簪にそれぞれの紋が描きこまれている。 江戸時代の中ごろ、寛政年間に江戸で有名だった3人の美人を描いた浮世絵版画です。背景を黄色くぬりつぶし、人物を華やかに際立たせています。 描かれているのは、上から、富本節という浄瑠璃の一派の名取であった富本豊雛(とみもととよひな)、浅草の水茶屋・難波屋の評判娘おきた、そして両国のせんべい屋・高島屋の娘おひさです。3人は、それぞれ「雪月花」の一文字ずつが入った団扇を持っています。 3人をよく見てみると、眉毛や目じりの角度、頬の輪郭など、細かい部分で描き分けをしているのが分かります。この3人は、他にも多くの浮世絵に繰り返し描かれているため、江戸の人々はその特徴をよく知っていて、見分けがついたのかもしれません。しかし、見た目の特徴以外にも、3人それぞれを示すモチーフがありました。富本豊雛は桜草の紋、難波屋おきたは桐紋、そして高しまおひさは三つ柏紋。これらがどこかに描かれていると、その人物だと分かるわけです。まず一番上、「花」の団扇を持つ女性は、きものに桜草の紋が入っているので、富本豊雛と分かります。他の二人は、どこかにヒントがあるでしょうか。…簪(かんざし)の先を見てください。こんな小さなところに、その人物を示すヒントを込めた、作者・歌麿の遊び心が感じられます。
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