Ukiyo-e Educational Catalog · Record 63109

Artwork 63109

東扇・初代中村仲蔵

Artist / 作者
Katsukawa Shunshō勝川春章
Date / 年代
1603-1868
Medium / 技法
浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
Digital record / 画像記録
2173 × 3000 px
Source collection / 所蔵元
ColBase
Published by / 公開者
森川ミドリ
Rights / 権利
ColBase Terms of Use
Attribution / 表記
Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan

Catalog note / 解説

文化財指定: 重要美術品 材質: 間倍判 錦絵 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 中村仲蔵が、当たり役となった『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』の斧定九郎(おのさだくろう)を演じる姿が描かれています。春章役者絵を代表する「東扇」シリーズは、役者得意の姿を扇面の中に半身像で個性豊かに描いたブロマイド。切り抜いて扇の地紙として使えるようになっています。 勝川春章(かつかわしゅんしょう)による、錦絵と呼ばれる多色摺りの浮世絵版画です。扇形の中に迫力ある表情の人物が描かれています。この「東扇(あずまおうぎ)」というシリーズは、扇形の画面を切り抜いて扇子に仕立てたり、屏風や襖に貼って飾ったりできる、ペーパークラフトのようなブロマイドでした。扇子に仕立てるための折り筋も、凹凸で摺られています。 それまで全身像が多かった浮世絵版画で、人物の表情がわかる半身像のクロースアップが描かれ始めた時期の作品です。またこれは、個人の特徴を強調して描いた似顔(にがお)であり、モデルとなった役者、初代中村仲蔵(なかむらなかぞう)の重厚な雰囲気まで伝わってくるようです。中村仲蔵は当たり役である「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」の悪役・斧定九郎(おのさだくろう)の姿で描かれています。中村仲蔵の魅力であるニヒルで渋い表情がアップで味わえる、似顔の扇。どんな人が、この絵を手にしていたのでしょうか。好きなアイドルの写真を貼った団扇を持ってコンサートに行く、現代のファンの心理とも通じるものがあるようです。

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