Ukiyo-e Educational Catalog · Record 67102
Mitatehachinoki
見立鉢の木
- Artist / 作者
- Suzuki Harunobu鈴木春信
- Date / 年代
- 1603-1868
- Medium / 技法
- 浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
- Digital record / 画像記録
- 2263 × 3000 px
- Source collection / 所蔵元
- ColBase
- Published by / 公開者
- 白石カナ
- Rights / 権利
- ColBase Terms of Use
- Attribution / 表記
- Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan
Catalog note / 解説
材質: 中判 錦絵 2枚続 寸法: 縦26.7 横20.3 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 謡曲「鉢木」の場面を女性にやつして描いた作品。「鉢木」は、大雪の夜、貧しい武士が旅の僧を泊め、大事にしていた梅・桜・松の鉢の木を火にくべてもてなすが、その僧が実は北条時頼で、後にそれが報いられ、鉢植えのお礼として3つの領地を与えられた、というストーリー。 江戸時代中期の絵師・鈴木春信による、浮世絵版画です。 雪景色の中、縁側に振袖姿の若い娘が座っています。彼女と視線を交わすように庭にしゃがみ込んだ女性は、帯を前に締めているので、遊女でしょうか。右手に刃物を持ち、雪の積もった鉢植えの枝に手をかけています。いったい、何が起こっているのでしょう。 実はこの作品は、能の曲目「鉢木(はちのき)」の場面を女性にやつして描いています。「鉢木」では、貧しく住まう武士、佐野源左衛門常世(さのげんざえもんつねよ)が、大雪の夜、旅の僧を泊め、大事にしていた鉢の木を火にくべてもてなします。その僧が実は将軍を補佐していた北条時頼で、のちにそれが報いられ、失った領地を回復し、鉢植えの梅、桜、松にゆかりの地名の三つの領地を与えられる、という話です。 当世の風俗を故事や逸話になぞらえて鑑賞する「見立て」の趣向は、江戸時代に流行し、浮世絵で多く描かれるようになりました。当時は、この絵を見ただけで「鉢木(はちのき)」に見立てて鑑賞できる人が多かったのでしょう。 この作品はまた、紙の白さを生かして雪を表現しているところも見どころです。地面や、鉢の木に降り積もる雪の部分は、よく見ると凹凸でふかふかとした柔らかさをあらわ…
This static, text-only record contains no image or externally loaded resource.