Ukiyo-e Educational Catalog · Record 9

Kitakakugatsunoyozakura

北廓月の夜桜

Artist / 作者
Utagawa Kunisada歌川国貞
Date / 年代
1603-1868
Medium / 技法
浮世絵 / Ukiyo-e / Edo / colbase
Digital record / 画像記録
3000 × 2042 px
Source collection / 所蔵元
ColBase
Published by / 公開者
紫藤メイ
Rights / 権利
ColBase Terms of Use
Attribution / 表記
Source: ColBase: Integrated Collections Database of the National Institutes for Cultural Heritage, Japan

Catalog note / 解説

材質: 横大判 錦絵 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 吉原では、大門からのびる仲の町に3月3日の紋日にあわせて咲くように桜が毎年移植されました。樹の下に山吹も添えられ、これらは花が散ると片付けられました。夜桜見物で賑わう吉原、満月に照らされた桜には右側に陰がつけられています。人々の表情も面白いです。 北廓(ほっかく)とは、幕府公認の遊郭・吉原のことです。中央に、満開の桜が見え、たくさんの人で賑わっています。左右上部の大きな提灯に「大門」という字が見えますが、手前に大きく描かれているのが、吉原への出入り口。中央に見える「仲の町」という字は、大門から一直線にのびたこのメイン・ストリートの名前です。250メートルほどの通りに沿って、旧暦の3月3日にあわせて咲くように、根をつけたままの桜が毎年移植されました。ずらりと並ぶ満開の桜と山吹、そして満月。これだけ大勢の人が引き寄せられてくるのも納得できる華やかさです。この時期は遊ぶのにも特別料金がかかったようで、吉原にとっては一大イベントだったのでしょう。 作者の歌川国貞は、大門を手前に大きくとらえ、通りの両側の遊郭の軒に遠近感をもたせて、奥行きのある空間を生み出しています。花街の喧噪は夜が更けるまで延々と続いていくようです。

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